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足利カントリークラブのグリーン管理について

グリーンキーパーの前城さんに「グリーン」のお話を聞いて来ました!

平成21年7月15日多幸コースで前城さんにグリーンの最新情報を聞きました!

平成20年10月第3週に最新型の芝「007」(ダブルオーセブン)をグリーンに撒きました!

今年の暑さでもグリーンコンディションの良さは特筆ものです!!

足利カントリークラブのグリーン管理の秘密You Tube動画

足利カントリークラブの最新グリーン管理について2013年5月31日

 平成20年5月14日、足利CCのコース管理をしているグリーンキーパーの前城さんに、念願かなってお話を聞く事ができました。
 10年前の足カンは、グリーンも遅く、フェアウエーの芝も長く、ティーグランドも人口マットが数多くあり、来場者の評判も良くありませんでした。それがここ数年で、ティーグランドも拡張して広くなり、フェアウエーも排水工事等で整備され、シーズンには「クロスカットの美しいフェアウエー」に変わり、グリーンもダブルベントになり、Aグリーンは「A-4」、Bグリーンは「ペンクロス」という品種改良の進んだ「第3世代の品種」に変えて、グリーンの状態もよく、とても速くなり「周辺コースでもNO1の高速グリーンになった」と言われるまでになりました。現実に昨年度は周辺コースのゴルフ場関係者が多数見学に来たそうです。そんな素晴らしいコース管理をしてくれているのがグリーンキーパーの前城さんとその下でキーパーを務める小林さんのコンビです。
 前城さんは、朝日観光に入社して22年間コース課一筋で、足カンに来て7年目ですが、当初はグリーンキーパーの指導にあたり、その後自らがグリーンキーパーになりました。他のグループコースも管理しているそうで、忙しい時間を割いて頂き1時間半あまりのインタビューとなりました。少し照れくさそうに話しをしてくれ、グリーンの管理・芝の話になると熱気を帯びたように一生懸命説明してくれたのが印象的でした。
 グリーンキーパーの会で、シーズンになると各ゴルフ場のグリーンの芝を持って集まり、お互いのゴルフ場の芝を比べあいます。その会で足カンのグリーンの芝の根っこの長さがダントツでした!!芝の根の長さが良いグリーンの芝の特徴です!!
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Q最近お客さんに「グリーンが速くなった」とよく言われますがいつから切り替えたのですか?
前城さん:「A-4]タイプに切り替えたのは、飛駒コースのクラブハウス建て替えの時に、グリーン周りに散水の配管工事をしたその機会に芝の種を撒きました。グリーンを管理する上で水が重要ですからね。今年で飛駒コースが4年目、多幸コースが3年目になります。
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Q「A−4」について特徴を教えてください。
前城さん:しっかり管理をすれば、夏場の暑さにも強く、芝の葉1枚に1本の茎があり、色も濃い緑で、芝の密度もあり、芝が立ちます。
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Qグリーンの管理・メンテナンスについて教えて下さい。
前城さん:「A-4」も「ペンクロス」も、暑い夏場を乗り切れるように管理します。基本的に洋芝は、暑さに弱いですから。芝の1本1本の根が太く、長くなるようにします。細い葉が立った状態で先端部分を刈るようにしています。こうするとグリーンが速くなり、葉が広がった状態になると遅くなります。グリーンの管理作業は秋からスタートします。
 当クラブの場合、「ペンクロス」のメイングリーンはクラブ選手権が6月にある為、その時期にグリーンにローラーを駆けたり、3.8mmの短いカットにします。春から秋にかけての間、お客さんに踏まれてきたグリーンの芝は、相当くたびれた状態になります。それを春からの「エアレーション」(稲刈りの済んだ田んぼを耕すように、グリーンに直径8〜12mmの穴をあけて土を取り、その穴に砂を入れ、土の中に酸素を入れてやるのと同時に、その穴に太い根を伸ばす為に)という土壌改良をします。この作業は3・5・7・10月にやります。梅雨前の時期には深めに穴を開け透水性を高めます。当クラブの場合、2つのグリーンがあるので時期をずらして実施します。7・8・9月には「スパイキング」(直径10mmの深い穴をあける)もします。「A-4」は、年3回のエアレーションをし、6月のエアレーションで7・8月の暑い夏場でも良い状態に持っていきます。「グルーミング」(芝を立たせて芝が均一になるように)も生育の良い時期に実施します。
 肥料も大切で、秋から(10月〜1月)有機系肥料をしっかり撒いて、芝に翌年の夏まで養分を貯めてもらい、暑い夏を乗り切れるようにします。2・3・4月頃は、「ふかさないように」(秋の肥料を芝が使い葉を広げないように)すれば、秋からの蓄えた養分がしっかり根に行き伸びるようになります。7・8月には液肥(亜リン酸)を様子を見ながらやり、夏場でも良い状態を保つようにしています。
 実は練習グリーンの半分を使って、メンテナンスを変えたりして色々実験しています。時々色が違って見えるはずです。
*エアレーションの時に穴を開ける筒はタインと呼ばれ、18ホール2セット36本(1本:3,000〜5,000円)を使い、グリーンに深さ18〜24cmの穴を開ける作業をします。
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Q今の時期に気になる点は何ですか?
前城さん:夏越しの為に1本の芝の根がどのくらい下に伸びているかという点です。カップを切る時に穴をあければわかります。
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Q最後に、グリーンの管理で重要な点は?
前城さん:一人で管理することは不可能なので、グリーンに対する「散水の量」「撒く砂の量」「肥料」を現場の人によく理解してもらう事に重点を置いています。もちろん、毎日の天気予報も気にしています。雨が多量に降った後はグリーン面が緩むので芝を刈らない時もありますから。
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長い時間をお付き合い頂きありがとうございました。素人の私も、芝の根1本1本が大切だということがよくわかりました。お客さんの評価もグリーンが良いかどうかで決まります。これからも「足カンの高速グリーン」をよろしくお願いします!頑張って下さい(^^)
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平成22年夏のグリーンは、猛暑・水不足各により各ゴルフ場ともグリーンが痛んで大変苦労しているようです(;^^;)。足利CCのグリーンは2グリーンなので、状態を見ながらグリーンを入れ替えて直ちにスパイキング作業を頻繁にしていました。これにより地中に酸素を送り込み活性化をはかり、何とか維持しているとの事です!他のコースのグリーンとは評判が全然違います(^^)/。
さすが足カンのグリーンキーパー(前城さん・小林さん)は凄いです!!
平成22年10月に多幸コース15番ミドルホールのグリーンを改造し、「007」だけを蒔きました。
平成23年6月の今年から、新しい「十字タイン」によるスパイキング作業を実施!!これにより、スパイキングの穴が早く塞がります!!
今年の足カンのティーグラウンドは素晴らしい芝つきです!!(H23.6.29確認)
アシカンの進化するグリーン管理!!
平成24年6月4日、多幸コース18番ロングホールのAグリーンのメンテナンス作業をしているコース管理課の方にお話を伺いました!!
丁度エアレーション作業で穴をあけ繰り抜いた棒状の土(コア)を手作業で片づけていました。この次の作業は、(従来はその穴に半分ほど砂を入れていましたが)砂とバイオ肥料(微生物)を混ぜたものを半分ほど入れるそうです。これによりグリーンの芝の下の土を活性化するそうです!
この時期に作業をするのは、間もなく梅雨の雨が多くなる時期となり、入れた砂が直ぐ芝の下に浸透するようにするためです。さらに梅雨の蒸れた芝は今後暑くなるとスパイキングで穴あけの作業(地中に酸素を送り込む)をします!これで夏の暑い時期をグリーンの芝が乗り越えられるようにします!
前日のクラブ選手権のグリーンのスピードの話と、ボールに着いた砂で僅かにスピードが違うと私が話をすると、朝の転圧ローラーの時に砂が付き水を蒔いた話をしてくれ、驚いていました!!
平成25年2月9日、前城さんから聞きました
飛駒コースでは、2年ほど前から007と同じ最新型のTyee(タイイ)をグリーンに蒔いています!
Tyeeは、アメリカのオリムピックGCやロスアンゼルスCCなどでも使用され、007とのミックス種でグリーンが造られています!!
中高密度で育ちクリーピングにも優れていて、スズメのカタビラの侵入を防ぐ効果があるそうです!

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