−ムッシュＫ、長い眠りから覚めず−

　今年は例年より緑が深い気がする。

　先週のゴルフは雨で中止。イギリスで発祥のスポーツは天気が良い、悪いといってられないが、ここは日本。それに30年もやっていると雨に打ち勝つ気力はない。日本では「晴耕雨読」。これが、美しい。一度でいいから、今読んでいる本が面白いので、明日のゴルフは中止にさせて！なんて言ってみたいものだ。
4月29日は最高の天気。帰ってきたら肌が痛い。一気に日に焼けてしまった。

　前日の夜、ゴルフの前は早く寝ても、どうしてもワンラウンドしてしまう。全てがナイスショットなので時間がかからないが、ある神経を刺激するので、ラウンド後の余韻に浸るので、それからまた眠れない。反省はコースでの後ですればいいのだが、そんな事をすると、立ち直るのに時間がかかる。あァ・・・また眠れないや！！！30年もやっているのに、この有様なのだから、腕前の上達なんて望めない。不治の病である。
　どうせ、選手権予選の前だって眠れないのだから、寝不足ゴルフで望もう。アマチュアなんて、コンデションを作ってゴルフをすることは出来ないのだから、と変な理屈づけに、納得する自分がいる。練習だってそうだ。体の疲れている時に練習をするのがアマチュアゴルファーだ。
そんな屁理屈を考えながら、体調維持の方法を考えた。
　
　睡眠は「脳」に休息を与えるためにとります。「脳」は学んだことを睡眠中に、それを知識として｢脳｣に刻みこます。

　ゴルフの前の日は3時間だけ時計を前に進めれば解決する。早くラウンドしてしまえば良いのだ。ミスショットはしないのだから、反省もしない。睡眠前に｢脳｣の興奮状態を鎮めて眠れば、きっと学んだ通りに、思う通りに運ぶはず。
あとはパジャマの感触を楽しみながら眠りに就けばいい。
明日の太陽は気持が良いだろう！！！
と思い布団に入ったが、あまりに出来が良かったので、それからワンラウンドしてしまった。

長い眠りから覚めたと思ったが、あれは夢だったのか。
頭が朦朧とするなか、放ったティショットはナイスショット。
力を抜けば良いのだ、と思うが、力が抜けたのはそれだけ。

もう少しキャンプでの調整が必要だ。